4.磁気テープの廃棄処分に関する課題
前回まで磁気記録を「書く・消す・壊す」ことについて書いてきました。
最終章は、要らなくなった媒体の処分について述べたいと思います。
1.「発生場所」や「物」によって異なる適用法律
イ.家庭のゴミか産業廃棄物かの線引き

ロ.物によって異なる適用法
磁気テープは、危険物・毒物には該当しません。一般的に磁気テープの原材料に有毒物質として規定される素材(規制物質)は含まれていません。従いまして、一般産業廃棄物に該当します。毒物や危険物(砒素、カドミウム、水銀、鉛等人体に有害な影響を与える物質)が含まれているものは「特別管理産業廃棄物」で管理対象として規定され、そのままでは廃棄できません。
ビデオテープ、オーディオテープ、カートリッジテープ等は、永年にわたり「二酸化クローム」を使用してきました。テープの製造工程では、その廃液処理に大きなコストを掛けて無害化を計ってきた歴史があります。 その二酸化クロームを含むテープは、有害な六価クロームに変質しないと言われてきましたが、「焼却」や「埋立て」後、土壌内での化学反応を無視しても良いのか疑問が残ります。メモレックスとしましては、「素材として分別する」リサイクル処理をお奨めしたいと思います。
ハ.法律に縛られる「廃棄物処理」業者
磁気テープメーカーが廃棄テープを直接引取れないのは「法規制」によって縛られているからです。
何が問題か?
A. 廃棄物を収集運搬すること
B. 廃棄物を集積・保管すること
C. 廃棄物を処理すること
以上のそれぞれの項目には、異なる免許を必要とし、その許認可は都道府県にあります。更に困難にしていることは、廃棄物運搬は、通過する都道府県単位で許可登録を必要とされています。全国に拡散されたテープ類を適法に収集することは大変なコストを要します。
また、収集業者によって磁気テープを不法投棄された場合には、排出事業主も現状復帰の義務と多額の罰金が科せられ事業主の処分リスクは増大しています。 環境リスク、漏洩リスク、に加えて企業のコンプライアンスに留意した処分方法を考慮する必要があります。
| 余談:日本の産業廃棄物の現状 |
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| 日本の産業廃棄物の排出量は4億1千万トン(平成15年)に達し、近い将来処分場が無くなると言われています。 そこで、政府や自治体はリサイクルシステムの確立を目指して再資源化によるゴミの減量化に取り組んでいるわけです。その一方で、処分業者による不法投棄が「自己の利益を得る」ために行なわれ問題とっています。皮肉にも「文明がゴミを生み」「地球を汚す」ことになるなんて・・・・・未来の子供たちには美しい日本を残してあげたいと思います。 |
2.メモレックスが提案する磁気テープのリサイクル処分
弊社では、処分対象のテープ類を信頼できるテープ処理専門の業者をご紹介させていただいています。 処理費用は掛かりますが、今や「安全」と「水」はコストの掛かるものと理解して頂きたいと思います。
処理手順

どのように加工されているか、弊社協力工場での作業風景をご紹介します。廃棄品が資源に生まれ変わる様子をご覧ください。
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![]() 消磁前→消磁後 |
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| 運ばれて来たばかりのテープです。 | 奥に見える赤い箱が消磁機。 | テープの分解前に、デジタル信号を消去します。(この例では分かりやすくVHSビデオテープをご紹介しています) | いよいよ解体。これはカートリッジの抜き取り作業です。 | |
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| リールのビスも一つ一つ抜き取ります | ラベル紙も徹底して剥がします | 抜き取ったカートリッジ | 磁気媒体以外のものも加工対象です。これはPPフィルム | ケース。色や素材別に分別します |
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| 素材別に破砕機にかけているところです | PS(ポリスチロール)青 | PS(ポリスチロール)透明 | PC(ポリカーボネイド)。見た目では透明のPSに似ていますが、別素材です。 | PP(ポリプロピレン)グレー。その他、赤・黒など色別に分けられます |
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| ビス、スプリングなどの金属素材 | 紙。…ここまで分別すれば、どれも立派な資源ですね。 |
* 全国ネットで磁気テープを回収することができます。
* ダンボールの手配から、データ消去まで行います。
* マニュフェスト伝票の発行も行ないます。
KELサプライ営業課では、「環境にやさしい」「人に優しい」磁気テープの処分方法をご紹介させていただきます。
ご相談は以下の窓口にお問合せいただければ幸いです。
03-5250-6248

















